こんにちは!FPスノーボーダーです。
前回の更新から少し間隔があいてしまいました。
更新を楽しみにされていた方、申し訳ございませんでした!
ちょっとしたイベントが終わりましたので、これからは更新の頻度を上げていきたいと思います!!
さて、今日は航空会社のステータスについて書いていきたいと思います。
ANAだと、プレミアムメンバーサービスと呼称されていて、「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」の3種類代表的なものがあります。
その他にも、「スーパーフライヤーズメンバー」であったり、「ミリオンマイラー」などといわれるステータスもあります。
ここまで読んでみて、
- ステータスって何?
- マイルとは違うの?
- 一般人でもなれるの?
と思われる方が多いかと思います。
そんな方のために、詳しく説明していきたいと思います。
今回は、私がひいきにしている、全日空(ANA)をベースに解説していきますが、JALも遜色ないと思っていただいてOKです!!
それでは行ってみましょう!!
どうやったらステータスが持てるの??
ステータスの持ち方は何種類かあります。それぞれの種類に応じて解説していきます。
1年間に沢山飛行機に乗ってなる方法
これが一番有名な方法です。1年間に飛行機を沢山乗って、ポイントを沢山貯めてなる方法です。
ANAだと低いほうから順番に
- ブロンズサービスメンバー : 30,000ポイント(うちANA分15,000ポイント)
- プラチナサービスメンバー : 50,000ポイント(うちANA分25,000ポイント)
- ダイヤモンドサービスメンバー: 100,000ポイント(うちANA分50,000ポイント)
このポイントに到達すると、ステータスが付与される仕組みです。
このポイントは”マイルとは違うポイント”なんです。
”プレミアムポイント(通称PP)”というポイントになっていて、毎年1月1日~12月31日までに積算したポイントに応じて、ステータスが与えられる仕組みです。
プレミアムポイントの付与方法
プレミアムポイントは前述の通り、1月1日~12月31日までに貯めたポイントです。翌年の1月1日になるとゼロになります。
ここでは、このポイントの貯め方について紹介します。
国内線
国内線では一般に次の通り計算されます。
(区間マイル)×(クラス・運賃倍率)×(路線倍率)※1+(搭乗ポイント)※2=(付与されるPP)
※1国内線は一律2倍です。
※2運賃により加算されない場合あり
例えば、羽田から札幌で比較すると
①ANA SUPER VALUE28の場合 :510マイル×75%×2倍+ 0 PP =764PP
②ANA FLEXの場合 :510マイル×100%×2倍+ 400 PP =1480PP
③ANA VALUE PREMIUM3の場合:510マイル×125%×2倍+ 400 PP =1675 PP
これでプラチナになるためには、50,000PP÷1480PP/回=33.7回 なので、38回搭乗すればなれます。ダイヤモンドだと単純に2倍の68回の搭乗で達成です。
※マイルで引き換えた特典航空券は積算対象外です。
国際線の場合
国際線においても、PPの計算方法は下記の通りです。
(区間マイル)×(クラス・運賃倍率)×(路線倍率)※1+(搭乗ポイント)※2=(付与されるPP)
※1 アジア・オセアニア・ウラジオストク路線は1.5倍、その他は1倍
※2 運賃により加算されない場合あり
例えば、羽田からホノルルで比較すると
①エコノミー(L/K)の場合 :3,831マイル×30%×1倍+0 PP = 1,149 PP
②プレエコ(P/N)の場合 :3,831マイル×70%×1倍+400PP =3,081PP
③ビジネス(C/D/Z)の場合 :3,831マイル×125%×1倍+400PP =5,188PP
この路線でプラチナステータスになるためには、エコノミーで44回、ビジネスで6回の搭乗で達成です。
お気づきかもしれませんが、ホノルル便の加算率すごく悪いんです・・・
このように加算をしていき、12月31日時点での達成ポイントによって、次年度のステータスが決まる仕組みです。
※国際線もマイルで引き換えた特典航空券は対象外です。
加算できる航空会社は??
ANAの場合においては、スターアライアンス(JALはワンワールド)に加盟しているので、同じ加盟会社の便に搭乗しても、PPは加算されます。
スターアライアンス加盟の主な航空会社は下記の通りです。
などなど、有名どころ揃いです。その他会社はこちらからご確認ください。
これらの、航空会社の便に搭乗しても、PPは貯まりますが注意が必要です。
各ステータスの必要PPの半分は、ANA便の搭乗である必要があります。
海外出張が多い方は、この”半分ANA”という部分が達成できない人が多いようです。
一生のうち沢山飛行機に乗ってなる方法
つづいて、一生のうち沢山飛行機に乗ってステータスを取得する方法です。
ANAにおいては、”ミリオンマイラープログラム”というものがあります。
これは、ANA マイレージクラブに入会してから通算して積算したマイル(ANAライフタイムマイルという)が50万LTマイルに到達した際に入手できるものです。
下記のLTマイルを達成した段階でオリジナルネームタグが付与されます。
〇ANAライフタイムマイル
- 50万LTマイル
- 100万LTマイル
- 200万LTマイル
- 300万LTマイル
- 400万LTマイル
〇ANA+パートナー航空会社ライフタイムマイル
- 100万LTマイル
どうやって貯めるの??
ひたすら飛行機に乗るしかありません。
先ほどのプレミアムポイントとは異なり、特典航空券の搭乗分もLTマイルとして加算されるので、特典航空券で海外に行くのが近道なのではないでしょうか?
羽田ーロンドン間で計算すると、区間マイルが6,214マイルなので
1,000,000LTマイル÷6,214マイル=160.9回
ロンドンに81往復すれば到達できます!!(とんでもない数字ですね・・・)
ちなみに国内線で計算すると
羽田ー那覇で区間マイルが984マイルなので、
1,000,000LTマイル÷984=1,016.2回
那覇に509往復すれば到達です。500回も沖縄に行くかよ・・・と思ってしまいますが。
これを見ると、プレミアムポイントとは異なり、国際線を利用するお得意様向けのサービスに感じますね!
達成した特典は??
このステータスを達成した際にも、豪華特典があります。
こんな感じです。
100万LTマイル達成時
- スーパーフライヤーズカードへの申し込みができるようになる
- 生涯にわたるマイルの有効期限が無期限になる
スーパーフライヤーズカードの申し込みは、プラチナメンバー達成時と変わりませんが、マイルの無期限化はインパクトが大きいです。ダイヤモンド会員以上のステータスのような気がします。
200万LTマイル達成時
- 生涯にわたる「ANA SUITE LOUNGE]の利用が可能になる
ANAの最高峰のラウンジである、ANA SUITE LOUNGEが利用できます。このラウンジが利用できるのは200万Lマイル達成者かダイヤモンド会員、国際線のファーストクラス利用者のみです。
まさに選ばれし者の称号にふさわしいと思います。
クレジットカード作ってなる方法
続いて、クレジットカードを作ってなる方法です。
海外の航空会社(スターアライアンス系)では、ゴールドカードを作った時点で、ステータスを与えてしまう会社もあるのですが、ANAを含む日系の航空会社ではそうはいきません。
ANAにおいては、スーパーフライヤーズカード(通称:SFC)と言うカードを所有することで、ステータス(スターアライアンスゴールド)を取得できます。
この場合は、年会費を払い続けている限り、ステータス所有者です!!
この中で、有効的な方法をご紹介します。
家族会員になる
家族にSFC所有者がいればすでに勝ち組です。
家族会員の年会費も少しばかししますが、是非家族会員になりましょう!!
たったこれだけで、ステータス獲得です!!
ちなみに、自分がSFCを持っていて、親が持っていない場合で旅行好きたっだりすると、最高の親孝行になるかもしれませんよ!!
ひたすら飛行機にのる
ごめんなさい。有効な方法と言いつつ、本末転倒ですよね。
ですが、この方法が最速で最短の方法です。
方法は2つ
- 1年間頑張ってプラチナメンバー以上のステータスを入手する
- 一生頑張って100万LTマイラーになる
これと、忘れてはいけないのが、SFC申し込み後にクレジットカードの審査に落ちてしまう可能性があるので、事前に同ブランドのANAカードを作成しておきましょう!!
ステータスを持つとどんな特典があるの??
ステータスを持つと様々な特典を受けることができます。
各種特典の内容について、紹介します。
「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」の特典
ここでは、1年間の搭乗により獲得した、各種ステータスの特典を紹介します!!
ブロンズサービスメンバー
- プレミアムメンバー専用サービスデスク
- アップグレードポイントの付与
- ラウンジの利用(マイル・アップグレードポイント使用による)
- 国内線座席指定の優先
- 手荷物許容量の優待(国際線で+1個OK)
- 空港での空席待ちの優先
- フライトマイルボーナス(40%~55%増)
- マイルからANA SKYコインへ特別倍率で交換(最大1.7倍)
ブロンズはスターアライアンスシルバーに該当します。
カードの端っこに記されています。
シルバーなので、ラウンジの利用にはポイントを必要とし、優先搭乗や手荷物の優先などはありません。
フライトマイルのボーナス以外は微妙なステータスです・・・
プラチナサービスメンバー
- プレミアムメンバー専用サービスデスク
- アップグレードポイントの付与
- ラウンジの利用(ANA SUITE LOUGEは所定の条件で利用可能)
- 国際線事前座席指定料金の免除
- 国内線座席指定の優先
- 国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約
- 国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
- 優先チェックインカウンター
- 手荷物受取の優先
- 手荷物許容量の優待
- 空港での空席待ちの優先
- 専用保安検査場の利用
- 優先搭乗の利用
- フライトマイルボーナス(90%~105%増)
- マイルからANA SKYコインへ特別倍率で交換(最大1.7倍)
- カレンダー・デスクダイアリーのプレゼント
太字がブロンズの時には利用できなかった特典です。
プラチナ以上は、スターアライアンスゴールドのステータスとなり、スターアライアンスに加盟する航空会社のラウンジの利用が可能になります。
ブロンズと比べて一気に優待レベルが上がっていることがわかります。
これに向けて沢山飛行機に乗る人が多いのもうなずけますね!(私もその一人だったりします(笑))
更に、プレミアムポイントが80,000ポイントを超えると、ANA SUITE LOUGEの利用券がもらえます!
私は今79,400PPなので、月末までに関西空港まで往復してこようと考えています。
ダイヤモンドサービスメンバー
- プレミアムメンバー専用サービスデスク
- アップグレードポイントの付与
- ラウンジの利用(ANA SUITE LOUGE利用可能)
- コンシェルジュサービス
- 国際線事前座席指定料金の免除
- 国内線座席指定の優先
- 国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約
- 国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
- 国際線手数料の免除
- 優先チェックインカウンター
- 手荷物受取の優先
- 手荷物許容量の優待
- 空港での空席待ちの優先(優先順位最高)
- 専用保安検査場の利用
- 優先搭乗の利用
- フライトマイルボーナス(115%~130%増)
- マイルの有効期限の延長
- マイルからANA SKYコインへ特別倍率で交換(最大1.7倍)
- 「ダイヤモンドサービス」メンバーオリジナルネームタグ
- 「ダイヤモンドサービス」メンバー限定選択式特典
- カレンダー・デスクダイアリーのプレゼント
太字はプラチナではなかった特典となります。
ダイヤモンドサービスメンバーはANAにとって超お得意様であるため、贔屓具合が半端ないです。フライトマイルは倍以上付与されますし、さらっと書いている”「ダイヤモンドサービス」メンバー限定選択式特典”の内容はかなり素晴らしいものです。
ダイヤモンドに到達できたら、素晴らしいサービスを受けれること間違いナシでしょう!!
「100万LTマイル」「200万LTマイル」
先ほども説明しましたが、おさらいです。
100万LTマイル、200万LTマイルでは達成するとこんな特典が受けれます
100万LTマイル達成時
- スーパーフライヤーズカードへの申し込みができるようになる
- 生涯にわたるマイルの有効期限が無期限になる
スーパーフライヤーズカードの申し込みは、プラチナメンバー達成時と変わりませんが、マイルの無期限化はインパクトが大きいです。ダイヤモンド会員以上のステータスのような気がします。
200万LTマイル達成時
- 生涯にわたる「ANA SUITE LOUNGE]の利用が可能になる
ANAの最高峰のラウンジである、ANA SUITE LOUNGEが利用できます。このラウンジが利用できるのは200万Lマイル達成者かダイヤモンド会員、国際線のファーストクラス利用者のみです。
スーパーフライヤーズカード
スーパーフライヤーズカードは下記の条件を満たさないと発行できないクレジットカードです。
- 「ダイヤモンドサービス」メンバーor「プラチナサービス」メンバーであること
- 100万LTマイルに到達した人
スーパーフライヤーズカードの保有者はスターアライアンスゴールドのステータスが付与されるので、年会費を払い続けることで、「プラチナサービス」メンバーとほぼ同等のサービスが受けられます。
このため、このカードを発行する目的で飛行機に乗りまくり、PPを稼ぐことをSFC修行と呼んだりもします。(JALの場合はJGC修行)
修行をしてまで手に入れたい特典は次の通りとなります。
- プレミアムメンバー専用サービスデスク
- アップグレードポイントの付与
- ラウンジの利用(ANA SUITE LOUGEは利用不可)
- 国内線座席指定の優先
- 国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約
- 国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
- 優先チェックインカウンター
- 手荷物受取の優先
- 手荷物許容量の優待
- 空港での空席待ちの優先
- 専用保安検査場の利用
- 優先搭乗の利用
- フライトマイルボーナス(35%~50%増)
- マイルからANA SKYコインへ特別倍率で交換(最大1.6倍)
- スーパーフライヤーズ会員オリジナルネームタグ
- 会員限定手帳・カレンダーのプレゼント
以上の通り、ほぼプラチナと変わらないサービスを受けることができます。
カードの発行
カードの発行は各クレジットカード会社にて行います。下記の会社にて発行が可能です。
JCB・VISA・マスターカード
- 一般カード (年会費11,275円・積算率35%・マイル付与0.5%)
- ゴールドカード(年会費16,500円・積算率40%・マイル付与1%)
ダイナース
- ダイナース(年会費30,800円・積算率40%・マイル付与1%)
- プレミアム(年会費170,500円・積算率50%・マイル付与1.5~2.5%)
アメリカン・エキスプレス
- ゴールドカード(年会費34,100円・積算率40%・マイル付与1~2%)
- プレミアム(年会費165,000・積算率50%・マイル付与1~2.5%)
プレミアムカード(JCB・VISA)
- JCBプレミアム(年会費77,000円・積算率50%・マイル付与率1.3%)
- VISAプレミアム(年会費88,000円・積算率50%・マイル付与率1.5%)
以上概要です。細かく紹介すると、それだけで1記事できてしまうので今回はスイマセン。
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まとめ
ANAを例に航空会社の”ステータス”について解説してきました。
各航空会社がいかにお得意様を囲おうとしていることがわかると思います。
このサービスを受けてしまうと、他の航空会社に乗ろうと思えません・・・(笑)
私はANAの「プラチナサービス」メンバーですが、特にお気に入りの特典は
- ラウンジサービス
- アップグレードサービス
- 手荷物優先サービス
- 空席待ち優先サービス
この4つが最強すぎると思いました!
ラウンジについてはこちらの記事で紹介していますので、是非ご覧ください!
- 羽田空港の国内線ANA LOUNGEについてレビューします!【2020年11月】
- 新千歳空港の国内線ANA LOUNGEについてレビューします!【2020年11月】
- 那覇空港の国内線ANA LOUNGEについてレビューします!【2020年11月】
この記事を読んで少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。
航空会社の存続のためにも、ご搭乗如何でしょうか??
それでは!!