こんにちは!FPスノーボーダーです。
バッジテスト編第2弾です!
今回は、スノーボードのバッジテストの仕組みについて紹介します!
スノボ、ぼちぼち滑れるようになったけど、どんなレベルなんだろ?
将来インストラクターになりたい!どうやったらなれるの??
まずはスノボの基本をじっくりやってみたい!
という方に是非読んで欲しい記事となっています!
スノーボード業界もいろいろと複雑なんです・・・
それでは解説していきます!!
スノーボードのバッジテストはどこで取れるの??
スノーボードのバッジテストは、スノーボードスクールで開催しています。
そのスノーボードスクールで行う、バッジテストor検定と呼ばれているテストに合格すると、レベルに合わせた級を貰えるといった仕組みです。
現在日本では3つの組織がバッジテストを開催しています。
どれがいいのかさっぱり分かりませんよね。
それぞれの特徴を説明します。
JSBA(日本スノーボード協会)
Japan SnowBoardind Associationの頭文字を取って、JSBAと略称されています。
1982年10月に創立された組織で、今年で39年になります。
全国のスクールで一番多いのがこの組織となります。
会員数は2018年度で10,998人です。
このため、一般的にバッジテストと言われてピンとくるのが、この組織でのバッジテストではないでしょうか。
バッジテストは5級から1級までの設定です。
所属するデモンストレーターは
男子フリースタイルは新野 裕幸さんや臼井 裕二さん、小林 創也さん
女子フリースタイルは中本 優子さんや本多 未沙さん、奥山 麻紀さん
と、有名な方たちが勢ぞろいです!!
SAJ(公益財団法人全日本スキー連盟)
Ski Association of Japanの頭文字を取ってSAJと言います。
スキーと言えばこの組織!!ですが、スノーボードにとっても非常に大事な組織です。
オリンピックなどの国際大会への派遣は主にSAJから行っています。
JSBAではどんなに頑張ってもダメなんですね・・・(泣)
スクールの数はJSBAの次に多く、上記の影響からかSAJとJSBAの両方のイントラ資格を持った人も数多くいます。
バッジテストもJSBAと同様に5級から1級ですが、内容が若干異なります。
所属するデモンストレーターは
男子フリースタイルは柴田 大さん、丸山 陽介さんなど
女子フリースタイルは宮崎 郁美さん、月岡 雛乃さんなど
ちなみに、”ラマさん”との呼び名で有名な、平間 和徳さんは2020~2021年度のデモンストレーターです。
こちらも、スノーボード業界の有名人が名を連ねています!!
SIA(公益財団法人日本プロスキー教師協会)
英語名である、Professional Ski Instructors Association of Japanからイニシャルの一部を抜粋して、SIAと呼びます。
”スキー教師”と謳うだけだけあり、スキー・スノーボードの教師(インストラクター)に特化した組織のように感じました。
3つの中では一番マイノリティな組織です。
この組織においても、スキーが主体でスノーボードは付属している競技の印象が強く、デモンストレーターの人数もスキーとスノーボードでかなり差があります。
バッジテストはスノーボード技術検定として行われ、
セミブロンズ・ブロンズ・セミシルバー・シルバー・セミゴールド・ゴールドの6段階です。
ゴールドが最上位資格となります。
SIAではいきなり最上位資格であるゴールドに挑戦できるようです。(JSBAやSAJは2級に合格しないと1級を受験できない)
試しにチャレンジしてみようかしら?と思える検定です。(※受験料も良心的な価格!)
SIAのデモンストレーターは
藤井 耕司さん、田中 宏典さんの2名です。
男女問わず2名とJSBAやSAJと比べても非常にコンパクトです。
バッジテストはどうやって受けるの?
バッジテストの受験方法について解説していきます。
ここでは、私の所属するJSBAでの内容を説明していきますね!
具体的な流れはこんな感じ
- 受検するスクールを調べる
- 受検したいスクールへ問い合わせてみる
- 受検したいスクールへ行って受付をする
- 事前講習を受講する
- 検定を受検する
- 結果発表・講評を受ける
- (合格した場合)認定料を支払う
ザックリですが、7段階ですね。さっそく各フェーズについて説明します。
受験するスクールを調べる
まずは、受検するスクールを調べてください。
調べる順番としては、”行こうと思っているスキー場にスクールはあるか?”、”スクールはJSBA校か?SAJ校か?SIA校か?”、”バッジテストはいつやっているのか?”、”バッジテストはどんな形態で開催されているのか?”
こんな感じです。
この調査を間違えてしまうと、JSBAを受検したかったのに、SAJを受検してしまったり、そもそもバッジテストに受けれなかったりと大変なことになってしまいます。
きちんと、受検するスキー場やスクールについては、事前に調べておきましょう!
スキー場のHPにスクールの情報は掲載されていますので、そのリンクから調べていくことをオススメします。
受検するスクールに問い合わせをしてみましょう!
受検するスクールが決まったら、そのスクールに問い合わせをしてみましょう!
問い合わせる内容はこんな感じ
- バッジテストの実施されるかどうかの確認
- 希望する受検級を伝える
- 希望する受検日を伝える(特に、レッスンチェック式の場合)
- 受検にかかる費用について確認
- 検定の予約(予約ができるスクール)
ここまで問い合わせてもらえれば、怖いものなしです!
電話での問い合わせでも良いと思いますが、メール問い合わせが可能なスクールへは、記録が残るのでメールでの問い合わせがオススメです!
受検したいスクールへ行って受付をする
さて、受検の日時が決まったので、ここからは受検当日の流れです。
指定された時間までにスクールへ行き、検定の受付をしましょう!
スクールはスキー場内の分かり辛い場所にあることが多いので、時間に余裕をもって行きましょう。
受付の際に、事前に確認した受講料・受験料を支払い、ゼッケンを受け取れば受付完了です。
あとは、事前講習orレッスンが始まるまでスタンバイです。
事前講習を受講する
JSBAのバッジテストでは、スキルチェック式とレッスンチェック式があります。
スキルチェック式のバッジテストでは事前講習を受ける必要があります。
各級の受検における最終的なレッスンと考えてもらえればOKです。
各級の受検に関する、細かなルールなどもここで確認します。(どんな感じで滑るか、ターンは何回までかetc・・・)
レッスンチェック式はレッスン自体が事前講習扱いとできます。(※スクールによって異なる場合があるので要注意)
検定を受検する
いよいよ受検本番です!!
一番緊張するときがやってきました!!
リラックスを意識して自分も持てる力を出し切りましょう!!
検定の際の注意が1点
絶対に他人とぶつからないで下さい!!
これだけは必ず守ってください!!
ぶつかった時点で、安全確認が不十分ということで、減点されてしまいます。
スタートには時間をかけて良いので、十分安全確認をしたうえで、滑走を開始しましょう!!
結果発表・講評を受ける
検定終了後、検定員から結果発表の時間と場所を伝えられます。
指定の時間・場所にて発表があり、スコアの掲示もなされます。
この際に重要なのが、検定員からの講評を受けることです。
検定員がバッジテストの着眼点をもとに、講評をしてくれます。
不合格の際は、次回へ向けたアドバイス、合格の際には上位資格取得へむけたアドバイスを受けられます。
このアドバイスをもとに練習をすれば、次の検定への近道とな訳です!!
アドバイスを受けて、ピンとこなければレッスンを受けてみるのが一番近道ですよ!!
認定料を支払う(合格の場合)
合格したら、認定料を支払いましょう!
認定料の支払いが無いと、せっかく受かった級を認定してもらえません・・・
認定料を支払った後、5~3級はその場で認定カードを貰うことができます。
1・2級は後日自宅に認定カードが届きますので、忘れずに受け取ってくださいね!!
ここまでがバッジテストの一通りの流れとなります!
まとめ
バッジテストについて、理解を深めていただけましたでしょうか?
まず、スノーボードにおけるバッジテストを実施する団体は
- JSBA
- SAJ
- SIA
と3団体あります。
自分の頑張りたい団体を選んで受検してみましょう!
バッジテストを受けるときには次の流れです。
- 受検するスクールを調べる
- 受検したいスクールへ問い合わせてみる
- 受検したいスクールへ行って受付をする
- 事前講習を受講する
- 検定を受検する
- 結果発表・講評を受ける
- (合格した場合)認定料を支払う
この流れはどの団体でもだいたい同じですので、参考にしてください!
とまぁ、こんな感じです。
今のところ受検する団体はJSBAがオススメだと思います!
雰囲気だけでも掴んでもらえたら嬉しいです。
この記事がバッジテスト受検のきっかけになりますように!
次回は、JSABAの各級について掘り下げてきます!
次回もお楽しみに!それでは!!